矯正歯科・小児矯正・ホワイトニングの小森矯正歯科(東京都新宿区)
矯正治療の注意事項
治療開始後の心構え
矯正治療は、通常の歯科治療と異なり、長期に渡ります。
そのため、治療開始後1週間〜1ヶ月は患者さんご本人又はお子さん、治療中の親御さんもその動機や目的、治療中の注意事項をはっきりと覚えていますが、治療が後半に及ぶ頃にはその目的や注意事項をすっかり忘れてしまいがちです。
当院では、治療をスムーズに進めていくために、治療前に矯正治療の心構えや注意事項について説明を行っていきますが、患者さんご自身の”自覚”と”協力”も重要なキーとなります。
治療開始後、思ったように治療が進んでいないように思えたら、もう1度動機や目的、また通院や使用すべき装置類に関する注意事項など、次のような事について再確認してください。
矯正治療中の注意点
- 予約診療のキャンセルが多い
- 通常1ヶ月mm単位で歯を動かして行きます。定期的に通院していただくことにより、次の処置を施し徐々に歯を並べていきます。従って、途中でキャンセルが多いと治療期間が長引いてしまいます。
- 装置の破損回数が多い
- 期間が延びるだけでなく、思わぬ方向に歯が動いてしまうこともあります。注意事項を守っていただくことにより破損を減らす事ができます。
- 使用すべき装置類の使用時間の不足
- ゴム
- 使用を怠るとその分治療期間が延びます。患者さんの協力のもとご自身で使用していただきます。
- しっかりと一定時間使用することで治療期間が大きく異なってきます。
- リテーナー
- 後戻りを防ぐために重要な装置です。きちんと使用しないと、歯の後戻りの原因になります。
- 目安としては動的期間と同じ期間です。また保定期間終了後も、リテーナーは大切に保管しておいてください。
- 口の中の清掃状況が悪い
- 虫歯や歯周病の原因になり、歯が動いた際の痛みも出やすくなります。
- 歯茎の状態が悪いと歯を動かす事に耐えられず、矯正治療をストップする事もあります。
- また、せっかく長期にわたり矯正しても虫歯になっていては意味がありません。
- 装置がついているときは特に歯垢(プラーク)が多く残りやすいので、装置の周りや歯の間の清掃を丁寧にしましょう。
- 歯科衛生士による清掃指導も併せて行っていきます。磨き方がわからない場合はお気軽にご質問ください。
- 生活習慣や食事の不摂生
- 通常口の中には無数の細菌がいます。これが増えると歯周病の原因となります。不摂生による抵抗力の衰えは細菌が増える余地を与えます。従って、健康な歯茎を保つために歯磨きだけでなくバランスの良い食事や規則正しい生活・睡眠や余暇も重要です。